以前、スマートフォンの画面サイズの拡大が、ECショップにおける購入促進に波及している記事を書きました。

あれから2年。大画面は当たり前。逆に小さな画面サイズ(iPhone SEなど)の機種も出てくるなど普及期から安定期に移行し、上昇にも陰りを見せてくる展開となっています。

サイトアクセス比率はどう変化した?

2015年5月時点のアクセス推移は以下のような感じでした。

モバイルのシェアが増えて、当然大きな変化になるかと思いきや、乱高下しつつ安定的になりつつあるのが現状です。

おそらく、近々、サイト訪問者のモバイル割合は80%になると思われますが、その後、急速に鈍化すると推定されます。
また、高額品のショップ(最低金額2万円、平均単価3万円)のデータなので、未だコンバージョンするスマホユーザの数は50%にとどまっています。

やはり、こちらもこの辺りにまだ壁がある感じです。こちらもこのまま鈍化するのか注視が必要です。

コンバージョン率はどう変化した?

これがiPhone6対策!画面サイズで変化した購買行動でmobifyの記事も紹介しましたが、こちらも更新されていたので見てみましょう。


https://www.mobify.com/insights/2016-ecommerce-mobile-conversion-rate-benchmarks/

スマートフォンの価格帯別コンバージョン。当社が持っているデータが$175以上のサンプル数300のデータなのでちょうど比較ができます。

Mobifyによると0.83%-1.14%の間にモバイルのCVRが収まるとあり、当社のデータでは0.9%-1.1%の間に収まっているので海外データといえども、日本国内でも正確でベンチマークになると推定できます。

2013年時のこのデータも、当時比較した結果正確でした。

この表のスポーツに(CVR 0.69%)に該当するのですが、この時期から比較するとCVRはかなり伸びている(0.3~0.5ポイント)といえます。単価や総売上にもよりますが、1000万円売り上げているショップでは0.5ポイントアップするだけで、相当の売上(利益)インパクトになるかと思います。

とりあえずの結論

このようにPVやCVのモバイルシェアに比べるとCVRの改善が目立って良いと感じるのは、デバイスの大画面化と処理能力の向上による使い勝手の改善、つまりスマホOSのUIの向上によるところが大きいと思われます。

そして、この傾向はもう暫く続くのではないかと思われます。例えば有機ELの採用や、さらなるUIのブラッシュアップなど今年も噂は出始めておりますので、それによりより快適な購入環境が整うと思われます。

逆の傾向を示しているのがタブレット。アクセス比率は低下傾向にあります。こちらは大画面化したスマートフォンと共食い現象が起きているのではないかと思われます。

なので、今後のECもなお、スマホにおけるCV率の向上を目指すのが売上に大きく寄与することでしょう。