いや~、映画って本当にいいもんですね~ (水野晴郎氏)

こんにちは、倉橋です。

先日、フォームで種を植えてCVのフラワーを咲かせよう!の記事を書いたところ、社内から、これに関連する海外の良記事を紹介されたので、お伝えしたいと思います。

こちらのページでは、Webサイトの誤った施策や考え方が指摘されています。
Conversion Rate Experts 「Five interesting conversion mistakes we’ve made and seen」

その中でも、#2「映画館の入り口効果」をご紹介します。

どこをA/Bテストするべき?

この図は、あるサイトでA/Bテストをしたところ、変化が全く出なかったケース。
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引用:http://www.conversion-rate-experts.com/wp-content/uploads/2015/02/Inconclusive-AB-test-results.jpg

ページやコンテンツを色々と変えてA/Bテストをしてみると、どこかに変化は現れるが、結果、目標とする指標(CV)には影響を与えていないということ。

それは、まるで下図のようなレバーを色々と引いてみるが、実はこのレバーは何にも繋がっていなくて、思ったような結果を得られないという事と等しい。

But imagine that some of them weren’t connected to anything.
想像してみてください、色々引っ張っても、それが何の影響も与えないことを。
ぞっとするでしょう?
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引用:http://www.conversion-rate-experts.com/wp-content/uploads/2015/02/Levers.jpg

(関係ないですが、これは、本当に何に使うレバーなんでしょう。。)

映画館の入り口効果

また、こんな事象で説明も。

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引用:http://www.conversion-rate-experts.com/wp-content/uploads/2015/02/Cinema-Foyer.jpg

映画館のオーナーが、入り口に掛けたポスターを眺める人だかりを見て、次は「ニューヨーク」の映画のポスターを掛けたり、他の日には「ワイルドスピードMAX6」のポスターを掛けたりする。しかし、それはお客を呼ぶには効果がないものだったのです。

なぜなら、お客に「ワイルドスピードMAX6」を見に来た理由を尋ねると、「友人に勧められた」、「レビューの評価が高かった」、「CMを見た」というものばかりだったからです。

つまり、映画館の入り口でポスターをせっせと張り替えるのは、一時の人だかりという事象を生むものの、来館という影響は与えていないという事です。

Dropboxの画面はシンプル

DropboxはTOPページで長々と、セールスポイントを語ることはありません。

なぜなら、このサイトに訪れた時点で、ユーザは友人からDropboxでファイルを受け取っており、評判を聞いているからです。

ここで、セールスポイントを語る事は、映画館の入り口効果=つまり影響がない、ことを知っているのです。
それであれば、インストールに進むのが最も良い施策という事です。

どこをA/Bテストするか

この記事では、A/Bテストを否定していませんが、「どこをA/Bテストするべきか?」その場所を早く見つける事が重要であると、説いているのだと思います。

ただし、ただCVに繋がったかどうかを指標とするのではなく、前回の記事のようにプロセスとしての「目標」があれば、あくまでそれを早く見つけることが重要と説いているのだと私は思います。