地方銀行をチェックしていたら、たまたまNGとされる要素を全て含んだフォームを発見してしまいました。
実際、地銀はかなり対応にばらつきがあり、申し込み専用アプリまで用意している銀行もあれば、10年前から時が止まっているフォームまで様々。

特に何もやってないところは「EFO(入力フォーム最適化)」はもちろんのこと、スマートフォン対応も、フォームの使い勝手向上対策も一切している形跡がありません。

これは手続き説明なの?フォームなの?

地銀ということで、オンラインを使うユーザは少ないのかもしれませんし、口座開設や住宅ローンの資料入手のために平日昼間に足を運ぶ人が多いのかもしれません。だから、フォームを放置しても問題ないし、流入も少ないのかもしれません。それでもこれは、少し厳しいかな。

まず、前の説明が非常に長いです。図解も少ないので頭に入りにくい。こぱっと見ひたすら説明をしているページにしか見えないのですが、実はフォームの入り口なのです。

僕のように気が短い人間だとこのページからは申し込めないと勝手に思い、勝手にフォームをサイト内から探し始め、きっと断念しているでしょう。なぜなら僕が説明ページだと思ったところがフォームのスタートページだからです。

【ポイント1】入力フォームの冒頭、ファーストビューにフォーム要素が見えないフォームを作ってはいけない。

さて、一番下までスクロールすると「同意する」「同意しない」ボタンが出てきます。「同意する」はわかるけど「同意しない」ってなんでしょう?
押してみたら、前のページに戻りましたorz

せっかくランディングページから申し込みページに誘導したのに追い出すという、ある意味新しい展開。

いやいやいや、同意しないと次に進めないのだから「同意しない」は不要な気がします。
しかも、「同意しない」が右側。

【ポイント2】離脱につながるボタンをフォーム内に配置してはいけない。
【ポイント3】否定やクリアボタンを右側に配置してはいけない。

さらに、大きさも色も一緒というのも判断に時間がかかり、モチベーションも下がる可能性大です。

【ポイント4】2択のボタンを配置する時は色や形状に変化をつける。

金融機関のフォームは本当に難しい

さて、次に進むと、金融機関お決まりの非常に多い入力項目が並びます。

長いですね。仕方ないのですが。工夫が必要です。EFO|フォームアシストの機能を全部入れたくなる衝動に駆られます。

【ポイント5】必須項目を瞬時に判別可能にする。
【ポイント6】未入力をダイアログで警告してはいけない。

また、入力手間を軽減する対策がほとんどないのも気になりますね。

【ポイント7】郵便番号 → 住所自動入力など、入力手間を最低限に。
【ポイント8】必須項目以外の入力項目は最低限に。

また、末尾に「※ご案内を送付してよい場合は上記E-mail欄にE-mailアドレスを入力してください。」とありますが、E-mailは必須じゃありません。
しかも、かなり上方にあります。E-mail入力欄のすぐ下に動かしてあげるだけでコンバージョン率変化しそうです。

【ポイント9】関連項目はできるだけまとめる。

なによりも
【ポイント10】フォームの場合、E-mailの入力は原則必須。
です。リマインダーも送れないので、後でアポイントを確認する時も不便ですし、銀行側としても営業しにくいでしょう。

さて最後に「入力内容をクリア」があります。しかも右側。
クリアボタンの存在意義が全くわかりません。秘密の入力中に家族に覗かれそうになったから慌ててクリアみいな、緊急爆破ボタンでしょうか?

というわけでー
【ポイント11】入力内容クリアは不要。
どうしてもクリアしたければフォーム画面を閉じるだけですし、クリアのニーズはないと思います。

いかがでしたでしょうか。インバウンドが少ないと手を抜きがちなのは心情的にはわかるのですが、金融機関の市場環境が厳しい中、地方銀行といえど「距離の壁を越えるWebマーケティング」は精通していて損はないと思うのです。業態は違うといえどネット銀行など、それ1本で頑張ってる金融機関もあるのですから。