こんにちは。にゃんこ師匠です。物を売るためには何を重点に置くべきか、日々頭を悩ましています。

Googleが提案するmicro-moments(瞬間)

Googleは最近、Webマーケティングのコンセプトの1つとして「瞬間を意識する」micro-momentsについて熱心に述べています。

Micro Moments – Think with Google

micro-momentsがマーケティング戦略に重要な理由は、ライフスタイルの変化にあります。

スマートフォンの普及により、情報との接点が以前と比べてはるかに増加し、一回の情報収集時間が極端に短くなっています。細切れ状態ですね。

ライフスタイルに合わせたブランディングと拡販戦略が、重要だという考え方です。

確かにその通り。いつでも、どこでも情報を入手できるということは、逆に言えば「情報を入手するための時間を準備しなくなった」とも言えます。

「家に帰ったら、あの製品について調べてみよう」ではなく「今、あの製品について調べる・購入する」という形態に変化したのです。

結果、購入のゴールデンタイムは「常に」であり、トラフィックも平均的に増加傾向にあります。

マーケティング戦略も、それに合わせて変化する必要があります。

4つの瞬間

1.商品を購入しようとした瞬間。
何気なく誰かが使っていた商品が「良さそう」と感じた瞬間に、スマホで検索を始めます。

この時、商品の露出に重要なのは言葉ではなく「画像」。

その時に仮に買わなくても、商品がすぐに見つかれば、わずかながらブランデイング形成に役立ちます。

2.問題を解決しようとした瞬間。
予期せぬ問題にあたった時、それを解決する手段としてハウツー本、そしてQ&Aサイトやナレッジサイトは多くの役に立ちました。
そして今、スマートフォンで最短で解決する方法が求められています。

このような場合、動画によるシンプルな実演は非常に役に立ちます。30秒の商品CMより、10秒のハウツーの方がブランディング形成に高い効果を示すのです。

3.隙間時間に前進する瞬間
スマートフォンではわずかな隙間時間、移動中や待ち時間を利用して、「何かをする」ことが可能です。

不動産物件を探す、転職サイトに登録する、商品の購入手続きをする。

問題は「いつ中断するかわからない」か「そのタイミングでは完結しない」ことです。

よって重要なのは中断から戻ってきた時に再開できる状況にあることです。やり直すのでは意味がありません。逆に離脱を悲観する必要も無くなります。

戻ってきてくれるのですから。

4.常に確認できる瞬間
幸運や朗報を待たせる必要がなくなりました。人々はいつでも、どこでも、自分にとって有益な情報を得られる機会を持っているのです。多分寝ている時以外は。

メールでも、通知でも、SNSでも。以前と違いはるかに多くの接触機会をユーザは提供してくれているのです。このチャンスをブランディングに生かさない手はありません。

マーケティング戦略立案のポイント

・自分の生活を振り返り、スマホを触った瞬間を記録する。
あなたも一人の顧客だとしたら、どのようなタイミングで何を見たかは非常に重要な情報です。その時の行動に合わせたマーケティング戦略がライバルに勝つ重要なポイントです。

・情報収集と理解の速度向上を繰り返す
より短時間で探し出せ、より短い時間で理解することを顧客は望んでいます。そのニーズに向けて改善し続けることが重要です。

・仮説を立てて顧客の「瞬間」にアプローチする
現時点でmicro-momentsの効果を測定する手段はほとんどありません。しかし、例えばECなら顧客が購入までの時間を短縮したいと考えていることは、購入までの時間が統計的にどのように短縮されているかでわかります。

次のステップは、どの瞬間に商品を知り、どの瞬間に購入決断をしたかです。その瞬間の仮説を立てて、テストをできるだけ早く短期に行うことが重要です。

・もっと頻繁に問いかける
SNSの普及により「見知らぬ人とのコミュニケーション」のハードルは随分と下がりました。シンプルで雰囲気を壊さない質問であれば、いつでもできる状況です。

アンケートなどもマイクロアンケートという形で簡単に収集できます。計画的に小さな質問を繰り返し、瞬間を切り出し、大きな統計に反映していくことも重要です。